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ママチャリG8組

G3と聞いてみなさんが思い浮かべるのはカンパでしょうかね。フルクラムやアイカンではないはずです。

元祖G3であり、他のメーカーと違うのははっきりとまとまった3本のスポークです。フルクラムはちょいと違う。

3本ごとのあの大きな隙間がかっこ良く見えるのです。

そんなホイールをママチャリで実現仕様と試みました。

ママチャリG8組

まず、G3ていうのはスポークを間引いてあの見た目にしているのです。特別な組み方じゃない。

あの手のホイールは24hか20hのどちらかです。スポーク数が少ないことによって、スポーク間の距離が大きくなり、間引いたときに3本1組にみえるのです。

しかし、ママチャリのようにスポーク数が倍近いと間引いたところで、見た目は変化しません。じっくり見ないと分からない。

だから、ママチャリではたくさんスポークを抜き、G3よような見た目をつくるしかありません。

で、実際にスポークを抜いてみました。

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G3ならぬG8です。変化のないカンパホイールを一新する

お気付きでしょうか?間引いた部分のリムが外側に張り出しています。シングルウォールの剛性不足とスポークの偏在により円形を保てないようです。

「G3は剛性の高いリムでしか組めない」という理由が目に見える形で分かりました。

さらに、接合部の割れ目が広がり、徐々に変形していっているのがはっきりと分かります。

このまま放置すれば破断の可能性があるのですぐにばらし、組み直しました。

まとめ

当初の予定ではG8で使用しようとしていましたが、あまりにも無理な組み方だったようで元に戻すことになりました。間引くのは1本にとどめておくのが無難です。4本ずつ抜くのは危険だ。